よく聞かれるご質問とお答 え

  1. Q:今まで、どんなところに使われてきたのか?
  2. Q:今まで、どんな人達が使ってきたのか?
     
  3. Q:一度塗りでどの位もつのですか?
  4. Q:などで、色落ちや変色はありませんか?
  5. Q:ウッドロングーエコを塗布した木材が、乾燥していくにつれ起こる、材のあばれ、割れなどについては、何か効果があるか。又その防止策はあるか?
  6. Q:ウッドロングーエコを塗布するのに適さない、又は、塗布することにより悪い結果が起こる樹種などがあるか?また、現在まで各種の材料に試したことはあるか?
  7. Q:塗布した木材下部のコンクリートのクラックからでた錆び色のしみは関係がありますか?
  8. Q:塗布した、材木に釘、金物があった場合に、さびさせることはないか?
  9. Q:現在までのクレーム例は?
  10. Q:なにが、どのようにして、効果を発揮するのですか?
  11. 古い木材に塗布しても大丈夫ですか ?又物置で長く保管してあった木材等は?
     

  12. 水に溶かしてから、保存する時の注意点は?

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1. Q:今まで、どんなところに使われてきたのか?

A:本製品は、カナダ・北欧等で建物の外壁、木製遊具、パーゴラ、看板、デッキ、フェンス、プランター、屋外用のテーブル、椅子等エクステリアウッド全般に使用されてきました。又、ログハウスの修復や、木製看板、木製防音壁、木製の屋外彫刻等にも使われております。

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2. Q:今まで、どんな人達が使ってきたのか?

A: 北欧及びカナダで既に50年以上使われています。不特定多数の方が接触しても安全だという事と、又その高い持続的効果から、個人の家だけにとどまらず、学校や、公園、政府の機関や、教育関係の施設などでも使用されております。カナダ環境省は、8年間にわたり使用し、その実績を高く評価しております。又、ブリティッシュコロンビア州交通局では、木製看板に、カルガリー市当局では、近年木製防音壁に使い始めました。又、日本でも、国土交通省事業を始め、実績の写真でご覧いただける以外にも数々の施工例があり、環境にこだわりを持った多くの人々に使われ始めております。

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Q:一度塗りでどの位もつのですか?

A:木材の耐腐朽度は、木材劣化度危険マップのどの地域か、又屋内、屋外、接地、非設置等の用途、心材に耐腐朽性の抽出物質を多く含むかの樹種、辺材か心材かの部分、水分が滞留するかどうかの施工状況等、多くの要素によって様々に違ってきます。ウッドロングエコを塗布した木材は、欧米では数十年の実績がありますが、日本では、まだ数年です。カナダのファミリーからは、「本製品の特徴でもある無害で天然物ベースで構成されているという性質上、木の生長速度が速い国では、腐朽サイクルも速く、成長が遅い国では、その腐朽サイクルも遅いという、地球が数億年単位で植物の循環生態系を育んできた、土に返すという環境の仕組みから、まったくはずれる事ができるとは考えにくいと思われます。又、通常の加圧注入防腐剤のように、強制的に腐朽菌を殺したり、木材表面からの水分の浸透を許さないコーティングを施すタイプの造膜型防腐剤のカテゴリーではなく、ステン・ペンキ等の分類に入る天然物ベースによる保護塗料ですので、効果の現れ方、又効果の存続期間などは、その国の気候や環境、又施工の場所の条件などにより、当然差異が現れてくると考えられます。」とのメッセージが添えられております。
 直近の耐候促進試験の結果では、白色腐朽菌に対しては、質量減失3%以内の木材防腐剤の基準であるJISK1571と同等の効果があり、褐色腐朽菌に対しては、質量減失30%で、同基準に至りませんが、無塗布の試験材と比較して、経時的に約2.2倍腐朽を遅らせる効果が認められています。(除溶脱過程)白色腐朽菌は、種類が非常に多く主に広葉樹を腐朽させ、一方褐色腐朽菌は、種類が限られ、主に針葉樹に対して働き、日本、インド、フィリピン等に分布しています。現在までの長い実績は、主に欧米の高緯度地域で、又上記3国以外でもあるので、日本での場合は、建築用材に主に針葉樹を使用することを勘案して、実際の野外埋験ではありませんが、上記室内試験結果をご参考にして頂けたらと思います。もちろん、ハワイで現在15年の実績もあるように、前期諸条件により長期の効果継続のケースの方が多いと考えております。


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3. Q: 雨などで、色落ちや変色はありませんか?

   A:基本的には、ウッドロングエコは、施工後、一度完全に乾燥させることができると、木材外部への溶脱は起こりません。一度完全に乾燥する前に、雨などが降ってくると、色落ちして壁や、コンクリートにしみができる場合がありますので、完全に乾燥状態になるまでは、養生シートなどはそのままにしておいてください。
又、木材表面の着色自体は、天然物による大きなしみと言えますので、金属イオンを含んだ水や酸、アルカリなどで変色する場合があります。その場合は、一度水洗いをかけて、上塗りをしておきますと、時間とともに次第に周囲と同じ銀灰色に変化していきます。
ご参考に、施工直後に一度完全乾燥などができずに溶脱があった例を挙げておきます。
1. 曇天などの日に施工して、完全に木材内部まで乾燥する前に、雨などにあたった場合、溶脱が起きた場合があります。その後晴天が続いて完全に乾燥したあとは、現在まで約3年半大丈夫でした。
2. 外壁木材の北側部分で、施工前に雨が続いた為、日のあたる他の3面は乾燥していましたが、北側部分の木材内部が乾燥しておらず、その後の霧雨で、北面だけ溶脱があった例がありました。
3. 内装で、乾燥材では、無かった為、塗布直後、結露が生じて、色合いのしみができたという例がありました。
又、その他の木材表面の変色例といたしましては、
4. 製材前に防黴剤に浸漬してあったベイマツ材で、防黴剤の残っていた表面がでた部分のみ変色してまだらが出来た例があります。
5. 溶脱ではありませんが、外壁木材に塗布した家屋で、外壁木材上部の金属性とゆと鎖の部分からの雨水のしたたりにあたっていた外壁木材部分が変色した例。
以上が今までの例ですが、金属イオンとの反応以外は、いずれも塗布後、完全乾燥しないうちの数週間の内にできたものと思われます。完全に乾燥した以降は、その後溶脱はありませんでした。

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4. Q:ウッドロングーエコを塗布した木材が、乾燥していくにつれ起こる、材のあばれ、割れなどについては、何か効果があるか。又その防止策はあるか?

A:ご質問の意味では、ただの無害の水を塗ったのと同じことですので、全く効果はありません。ただ、塗布後の小さなヒビ割れなどについては、もう一度塗らなくても、雨などの水分の浸潤と乾燥を繰り返すことにより、割れた面にも徐々に木材防護保持効果は浸透していくのは見ることができます。但し心材まで達する大きな割れなどには、再度スプレーや刷毛で、割れ部分にしみ込ませておくことをお勧めいたします。

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5. Q:ウッドロングーエコを塗布するのに適さない、又は、塗布することにより悪い結果が起こる樹種などがあるか?また、現在まで各種の材料に試したことはあるか?

     A:現在まで、北米材及び北ヨーロッパ材を用いて、建築或いは、構築されたものには、20種以上の樹種が使われております。効果の無い樹種はありませんでしたが、パーティクルボードや合板(Interior Plywood)などは、本来、屋外で雨などにさらさない条件でつくられたものなので、使用しないで下さい。また、MDFやその他、加工製造された木製品などは、塗布することは可能ですが、製品により合成糊やポリマーなどが含まれている場合、効果を保証できません。又、塗装時に水をはじく、いわゆる樹脂の多い木材は、塗布する際に水溶液をはじいてしまいやすいので、時間をかけてゆっくり浸透させながら塗布するか、木材を浸すなどの方法をお勧めいたします。日本材、南洋材については、数十年置いた実績というものは、まだありませんが、効果は変わらないと思われます。ただし、色あいなどは、その状態によって変わりますので、新しい試みをされる場合、常にご推奨させて頂いていることは、まず使用されようとしている木材の小片にウッドロングーエコを塗布し、少なくとも1周間、必要な条件の中におき、結果を見ていただくことです。このことは、できましたら、他の全ての工事、作業などにもお勧めいたします。 DIY用には、家庭の流しなどにおいておき、乾燥とぬれた状態を繰り返してみるのも簡便な方法です。

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6. Q :塗布した木材下部のコンクリートのクラックからでた錆び色のしみは関係がありますか?

     A:基本的には、ウッドロングエコは、一度完全に乾燥してしまうと、なかなか木材外部への溶脱は起こりませんが、木材の着色自体は、天然物による大きなしみと言えますので、金属や酸、アルカリなどで変色する場合があります。又、酸性を帯びた雨水、銅や亜鉛など金属イオンなどを含んだ雨水などとウッドロングエコの鉄分とが反応し雨水に色を生じることがあります。
ただし、コンクリート等の場合では、ウッドロングエコと関係なく、雨水の成分により錆び色のしみが雨水の滞留箇所に生じるケースが多くあります。(よくマンションなどの外壁のひび割れに見られるもの)
この点について、以下のURLに詳細がありますので、ご参照くださいませ。
(別ウインドウが開きます)
http://www.kikou.gr.jp/files/mdnews65/mdn65_6.html
http://www.soc.co.jp/cement/gijutsu/pdf/iromura.pdf
http://www.con-pro.net/readings/mystory/doc0024.html
又、ご参考に一般住居の鉄さびのしみおとしに関しましては、以下に参考例がございます。
http://www.pcon.co.jp/after_service/sumai/buigoto/03_yuka/02_2_shimi_reinforced.html


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7. Q:塗布した、材木に釘、金物があった場合に、さびさせることはないか?


A:本製品を塗布した場合、通常の鉄釘などが表面にあれば、さびを生じさせる一因となります。何よりも、鉄くぎの耐用年数よりも本製品が長く持ちますので、私たちは、高品質のもの、たとえばステンレスあるいは、電気焼付け(Hot Dipped Galvanized)した釘、金物などの使用を推奨しております。

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8. Q:現在までのクレーム例は?

A:現在まで、日本では約75万平米分の本製品が使用されましたが、そのうちで10件の例がありました。倒木材や枝打ち材で山林に放置されていたものを使ったケース、塗布直後から、コンクリートにこすれて表面が削られてしまったものや、塗ってすぐ一箇所に集中してお客さんが頻繁に昇降した為に、砂やごみで成分がこすり取れてしまった店舗の木製階段、又木製デッキで、離れた箇所でとびとびに、腐れが生じたケースなど、いずれの例も既に内部で腐朽菌が活性していて、表面でとめても有効でなかった場合や、塗布直後に成分の染みた表面が削られてしまった事が原因と思われるケースでした。

 

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9. Q:なにが、どのようにして、効果を発揮するのですか?


A:本木材保護塗料(Wood Treatment)は、伝統的にその効果を実証されてきたものに改良、加工をして、製品化したものですので、料理のレシピーと同様、カナダのファミリーが成分を公開していない関係上、成分プロセス、メカニズムなど有効成分の特定に関わる説明等は出しておりません。 本防護剤も北欧・カナダでの安全性、有効性に対する長い実証から、製品化されたものです

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10、古い木材に塗布しても大丈夫ですか?又物置で長く保管してあった木材等は?

A:本製品は、腐朽菌を殺して腐朽を阻止する製品ではありません。従いまして既に内部から腐朽菌が活性している木材には防護効果を発揮できませんので、使用をお勧めできません。ここで言う推奨していない「古い木材」という意味は、伐採後放置されたものや、製材後屋外で雨風にさらされたもの、土場に長く放置されたもの等も含め、表面に着いた腐朽菌の胞子が、木材含水率が高くなった為に、肉眼では見えない菌糸をを木の内部へ伸ばし、既に内部で活着した可能性のある木材のことです。物置内に保管してあった木材が、ずーと乾燥したままのものであれば、本製品の表面処理で有効だと思われます。但し雨などでぬれなくても、高湿度状態で長く置くと、木の呼吸作用で、含水率が腐朽菌の活動範囲に上がる場合もまれにありますので、ご承知おきください。

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